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拉致事件をテーマにした舞台を観劇

 北朝鮮による拉致事件をテーマにした舞台「めぐみへの誓い」を観劇しました。
劇団夜想会の制作で、先月26日から31日まで、新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演されました。
  ストーリーは、昭和52年(1977年)に起きた横田めぐみさん拉致事件、横田家の様子、昭和63年に発生した大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元死刑囚や、その教育係だった田口八重子さんが苦悩する姿、脱北者の証言などに基づく収容所の場面などが盛り込まれた内容でした。
 配役では、横田めぐみさんの父、滋さんを小野寺昭さんが、また拉致被害者田口八重子さんを川上麻衣子さんが演じました。
 衝撃的であったシーンは二つ。めぐみさんが拉致された後、「朝鮮語をマスターしたらお母さんの所に返してやる。」と言われ、一生懸命勉強し、金日成を称える文言まで暗唱しながら、帰国の望みが叶わないことが分かり、精神的に破綻して姿。もう一つは強制収用所で、収容者が人間としてではなく、動物以下の扱いを受け弾圧されているシーンでした。21世紀の今日になお、あのような事が、しかも日本の周辺地域で行われていることに、改めて涙を流さずにはいられませんでした。
 脚本と演出を担当された夜想会主宰、野伏翔さんは、「秦の始皇帝の時代か何か、人類がまだ蛮性をむき出しにした大昔の暴虐の帝国の物語を作っているような錯覚に陥りました。脱北者の証言に比べれば、はるかに控えめに表現したにも関わらずです。」と述べてました。野伏氏はさらに「拉致事件が凶悪で残酷な北朝鮮の国家犯罪であるという原点を直視すると共に、戦後日本が構造として持ち続けている歪で怠慢な国家体制が招いた不祥事である事実を告発したいと思いました。」とも訴えていました。
 今回の舞台制作に当たり、プロデューサーの佐々木俊夫氏から依頼を受け、12年前の拉致被害者家族会と救う会(拉致被害者救援組織)の街頭署名活動で使用したノボリなどの器材を提供させて頂きました。めぐみさんの事件が発覚した直後の当時の様子を忠実に再現するためであります。私自身も経験しましたが、通行人から悪態をつかれたシーンもよく描かれていました。
 この舞台は、今後新潟や埼玉などで上演されるほか、東京でも再演を考えているそうなので、今後の上演予定が分かりましたらお知らせします。
 余談ですが、かって刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で"デンカ"の役をされた俳優の小野寺昭さん(横田滋さん役)と握手をしましたが、とても優しい手をされていました。

<参照URL>
劇団夜想会 http://yasokai.world.coocan.jp/framepage2.htm
小野寺 昭のホームページ http://www.h3.dion.ne.jp/~a-onoder/
川上麻衣子オフィシャルウェブ http://www.anan.ne.jp/kawakami/
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 http://www.sukuukai.jp/

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