Home > クリントン国務長官訪日について

クリントン国務長官訪日について

 ヒラリー・ローダム・クリントン国務長官の明日からの来日を歓迎します。

 さて今回の訪日に関する所見です。
 国務長官就任後、最初の訪問国が日本となったことについて、一部メディアでは、従来の中国重視からの変化とする論調が見られます。長官が中国寄りと言われるのには、昨年の大統領予備選の折、外交政策についてのペーパーの中で、日本に関する記述が数行しかなかったことなど、それなりに指摘される根拠は在ります。
 そして今回の訪日について、ヒラリー氏の姿勢が、従来の中国寄りから大きく変更したとは、私は考えません。同氏が日本寄りに修正する理由が見当たらないからです。
 大統領就任演説では、核の削減や人々を苦しめる輩を打ち払うといった言葉は聞かれましたが、具体的に北朝鮮を名指しした演説は行われませんでした。政権交代は行われましたが、北朝鮮対策については、今のところ前政権のディプロマシー(外交)、すなわち6か国協議の枠組みは継続されます。
 アメリカは過去の政策から見ても、北朝鮮の核放棄、そして経済援助について日本の金をあてにしています。そのためには、日本にとって最大関心事である拉致問題について、フレンドリーなポーツを取る必要があると判断したと考えられます。滞在中、拉致被害者家族とも面会します。
 また訪日中、小沢民主党代表とも面会が予定されています。民主党が、党としては、インド洋での自衛隊による多国籍軍への給油活動に反対していること、民主党政権下で日米地位協定の見直しに言及していること、一方代表が執筆した論文の中でアフガン本土への自衛隊派遣に触れていること、これらの点で意見交換をする必要を感じたのではないかと思います。
 いずれにしても、アメリカの姿勢について、特段の理由が無い限り、予備選でオバマ大統領が訴えて来た内容から大きく変わることはなく、日本も過大な期待は控えた方が良いかと思います。
 なお昨年11月7日のブログで、オバマ大統領就任後の早い時期の訪日について言及致しましたが、現状ではその可能性は極めて低くなりましたので撤回致します

Home > クリントン国務長官訪日について

フォト
このサイトを検索
アーカイブ
フィード

このページの先頭へ戻る